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フジファブリック「若者のすべて」歌詞の意味は?”夏の終わり”に込み上げる感情を解釈してみる。

「若者のすべて」2番Aメロ 歌詞の意味

世界の約束を知って
それなりになって
また戻って

引用:「若者のすべて」作詞作曲/志村正彦

「世界の約束を知って...」というのは大人になってしまったことを表現している気がします。

”あの頃”から年月が経ってしまったことと、懐かしむ想いが表れている気がします。

 

成長すると人は変わり、そしてまた元の自分を取り戻す、その繰り返し。

人はそういう生き物だと思います。

成長とともに....。/2番Bメロ

街灯の明かりがまた
一つ点いて 帰りを急ぐよ
途切れた夢の続きを
とり戻したくなって

引用:「若者のすべて」作詞作曲/志村正彦

子供の頃、暗くなる前に帰っておいでと、親から言われていた人も多いと思います。

夢中で楽しく遊んでいたのに、日が落ちて、街灯の明かりがともり出すと家に帰らなければならず、名残惜しさを感じつつも、明日への期待で満ちあふれていた帰り道。

 

大人になった今、街灯の明かりがともると、何かに夢中になっていた幼少期・・。

追いかけていた夢・・。

それらを思い出して虚しくなることもあるでしょう。

 

しかし同時に、幼き日の感情を取り戻したいという願望も、ささやかながら湧き上がって来るのではないでしょうか。

「若者のすべて」2番サビ 歌詞の意味

最後の花火に今年もなったな
何年経っても思い出してしまうな

ないかな ないよな
きっとね いないよな
会ったら言えるかな
まぶた閉じて浮かべているよ

引用:「若者のすべて」作詞作曲/志村正彦

夏といえば祭り、そのラストを飾る美しい花火。

色鮮やかな花火は束の間の華やかさの象徴で、終わりには寂しさや虚しさも感じさせるのもの。

音と映像、そして空気感は鮮明な記憶として残っていることでしょう。

 

その記憶で花火の光を浴びているのは大切な親友でしょうか、それとも好きだった子でしょうか。

 

何年経っても瞼の裏に浮かぶ光景を思い出して、黄昏るのでしょう。

大人になった彼の心を埋めるモノ。/Cメロ

すりむいたまま
僕はそっと歩き出して

引用:「若者のすべて」作詞作曲/志村正彦

大切な人との思い出は、時に寂しさや虚しさとなって彼に襲いかかります。

そんな時でさえ、弱々しくても、怯えながらでも前に進まなくてはなりません。

 

「すりむいたまま」というのは彼の心の状態を表している気がします。

それでも明日へ向かって歩き出します。

「若者のすべて」ラスサビ

最後の花火に今年もなったな
何年経っても思い出してしまうな

ないかな ないよな
なんてね 思ってた
まいったな まいったな
話すことに迷うな

引用:「若者のすべて」作詞作曲/志村正彦

1、2番サビに似ていますが、後半が変わっています。

現実で会えたのか、瞼の裏で会えたのか。

 

きっとまた出会うことはないとわかっているのに、想像しては緊張してしまう。

とてもロマンチックな表現ですよね。

同時に彼の気持ちが高ぶっているのも感じますね

最後の最後の花火が終わったら
僕らは変わるかな
同じ空を見上げているよ

引用:「若者のすべて」作詞作曲/志村正彦

今年最後の花火ではなく、大切な人を鮮明に思い出す最後の花火かもしれません。

 

夜空を照らす鮮やかな光が途切れると、彼らはまた一つ成長できるはずです。

傍にいても、遠く離れた場所にいても、彼らは同じ空を見上げているのだから。

 

ラスのサビは、ものすごく込み上げてくるものがありますね。

夏だからこそ、感じられる独特の空気と黄昏。

そこから生まれる歌詞は、多くの人の思い出にリンクして共感を呼ぶのでしょうね。

フジファブリック「若者のすべて」歌詞の意味は? まとめ

 

いかがでしたか?

大切な人との記憶に再び悲しみを感じても、主人公は同じ空を前向きに歩いていくのでしょう。

夏の終わりを美しく描写しながら、若者の成長過程も描かれています。

 

季節を問わず大好きな曲ですが、やはり夏になると絶対に聴かずにはいられない『若者のすべて』。

聴くたびに理由のわからない涙がこみ上げてきますが、そのあとにはスッキリした気分になれる曲です。

 

夏の黄昏どき、大切な人を思い出しながら聴きたい曲ですね。

以上、『若者のすべて』の歌詞の考察でした。

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