ONE OK ROCK(ワンオク)の『キミシダイ列車』は、アルバム『残響リファレンス』に収録されている、ライブでも人気の楽曲です。
実はこの曲には、知る人ぞ知る幻の原曲が存在するんです。
そんな『キミシダイ列車』の歌詞の和訳、意味を考察しながら、人気の秘密を探っていきましょう。
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ONE OK ROCK 「キミシダイ列車」はどんな曲?
『キミシダイ列車』はライブでも盛り上がる人気の楽曲です。爽やかで、思わず走り出したくなるような曲ですよね。
また幻の原曲として知られる【「」】の存在も気になるところです。
歌詞を見てみると、タイトルの「キミシダイ」、「列車」どちらも登場しません。
歌詞の意味を考えることで、タイトルに込められた意味も見えてきそうです。
「キミシダイ列車」には幻の原曲「」が存在!
実は『キミシダイ列車』には幻の原曲「」が存在します。
当初「」はライブ会場限定で発売し、タイトルを募集する予定でした。
しかし、曲名募集の最中、メンバーだったAlexの脱退があり、未タイトルの状態になってしまったのです。
アルバムに収録するにあたり、その曲を再編成、スタジオでレコーディング、タイトルをつけて完成したのがこの『キミシダイ列車』なのです。
幻の音源⇒「」
いかがでしょうか。
『キミシダイ列車』と似ていますが、所々違う箇所がありますね。
ワンオク「キミシダイ列車」歌詞(和訳)の意味は?
幻の楽曲「」のDNAを引き継ぐ『キミシダイ列車』の歌詞(和訳)の意味を考察していきましょう。
Can’t take a time
(時間はないんだ )
What are you waiting for?
(一体何を待ってるんだ? )
大事なコト忘れてないかい?
何かのせいにして逃げてはいないかい?引用:「キミシダイ列車」作詞/TAKA
受動的になって何かを待っているだけや、言い訳をして逃げている時間はありません。
本当に大事なことに突き動かされていたらそんな無駄な時間を過ごしているはずはありません。
喜びや悲しみなどの感情があるから人間は生きていけるのです。
もし何も感情を感じることなく生きていたら、人生はなんてつまらないのだろうと思うのです。
挑戦し続けなければ希望は見えてきません。
もし中途半端でやめてしまったら今までの苦労は全て水の泡です。
Just hold on tight, It can be all right
(しっかり踏みしめろ そうすりゃ平気さ )
We take it back 取り戻すのさ
(俺達は取り戻す)
過去の自分が今僕の土台となる wow引用:「キミシダイ列車」作詞/TAKA
過去の自分が積み重ねてきたものの上に今の自分が立っています。
もし途中で諦めそうになったとしてもその上で踏ん張る、そうすれば過去の自分がやってきたことが自分を支えてくれるでしょう。
現実逃避を繰り返すことも、自分を責めていることも、どちらも自分のためにはなりません。
それよりも、前に進む準備をしましょう。そしてそれは早ければ早いほどいいのです。
ワンオク「キミシダイ列車」2番 歌詞の意味は?
Can’t give it up
(諦めるもんか )
You’re the only one
(君は唯一無二)
君が唯一信じれる事!!
何かの犠牲をも惜しまずにできること!!引用:「キミシダイ列車」作詞/TAKA
君という人は世界に君一人しかいません。
そしてそんな君が唯一信じられることとはどんなに素晴らしいことか!
唯一無二の君が、君の全てをかけられることがあるのなら、それは絶対に諦めるべきではありませんし、諦められるわけもありません。
途中で諦めてしまったら、せっかくの君という存在が台無しになってしまいます。
目標を達成できないどころか、むしろ最初よりマイナスになってしまうのですね。
もしも上手くいかなくてマイナスになってしまったら、それを絶対に取り戻してみせます。
先が見えなくても、過去の自分が支えてくれています。
現実逃避をするのは、過去にすがるためでしょうか。
自分を責めるだけで問題は解決するのでしょうか。
どちらも自分の過去や幻想に逃げているだけです。
それよりも、未来に向かって今どうすべきかに目を向けるべきです。
(Taka語り)Don’t you take your times to blame yourself?
(自分を責めるのに時間を費やしていないか? )
Times you’re taking back are
(君が取り戻す時間は )
Times I’m taking back
(俺が取り戻す時間でもあるのさ )
I can do anything 24 hours a day
(一日24時間でなんだってできるんだ )
Are you ready now?
(準備はいいか? )
We’ve got nothing to be taken!
(俺らにもう失うものなんて無い! )引用:「キミシダイ列車」作詞/TAKA
過ぎてしまった時間はもう取り戻すことはできません。
もし無駄な時間を過ごして後悔しても時間は戻ってこないのです。
その代わり、僕たちはみんな平等に一日24時間持っています。
君から大切な時間を奪うのは、現実から目を背けてしまう君自身です。
前に進もうと決意した今、君が失うものは何もありません。
こんりんざい僕は言わせぬから
「過去がこうだ!だから未来もこうさ!!」
もうくだらん これだから嫌になる「もういいや このまま死んだって」
…って思うほどバカに生きてるから
ホラ気付けば また今日も歌ってる!!引用:「キミシダイ列車」作詞/TAKA
過去の姿だけを見て判断されたらたまったものではありません。
僕らは「今」を生きています。
過去がどうであろうが、自分次第で今も未来もいくらでも変えることができます。
「このまま死んでもいい」と思うくらい全力で今を生きています。
過ぎた時間、やってしまった失敗はもう元には戻せません。
しかしそれなら一層、今を全力で生きるべきです。
「善は急げ」というように、明日ではなく今日、今夜にでも出発するのです。
ワンオク「キミシダイ列車」歌詞(和訳)の意味は? まとめ
過去の出来事も時間もやり直すことはできません。時間は前にしか進みません。それはちょうどレールに乗って走る列車のようです。
過ぎた駅に戻ることは出来ないし、予定より遅れてもひたすら真っすぐ進むしかありません。つまり、後悔したり自分を責めている時間はありません。
もし過去の自分によって失ったものがあるなら、それを「今」取り戻そうとすればいいだけです。
逆に今の自分は過去の自分の積み重ねによって成り立っています。
いくつもの過去の自分は、列車の長い車両のように今の自分と連なって、これからも一緒に走っていく存在なのですね。
そして敷かれたレールは、君が目指す道につながっています。
特急列車のように猛スピードで走り抜けるか、一個一個の道を着実に踏んでいくか、どのように進むかはまさに「キミシダイ」と言えそうです。
『キミシダイ列車』は、過去を振り返っている暇があれば今を全力で生きろ!というメッセージが込められています。